調剤薬局での薬剤師の雇用形態とは？

調剤薬局で薬剤師が働く雇用形態は、キャリアプランや子育てなどのプライベートにあったものを選択することができます。

正社員

調剤薬局の運営会社の社員としてフルタイム勤務する雇用形態です。安定しており、一つの会社で責任あるポジションで仕事をしたい時にはおすすめです。福利厚生が充実している企業では、産休や育休などの休暇制度もあります。

正社員のメリット

正社員のデメリット

契約社員

契約社員とは契約期間を最長3年で設定し、業務を限定して調剤薬局の運営企業と契約をする雇用形態です。

契約社員のメリット

契約社員のデメリット

薬剤師派遣

雇用形態は、派遣会社に雇用された薬剤師が派遣先企業に派遣されます。派遣会社のルールが適用されるため、社会保障が万全です。また、派遣先企業とは就労時間の契約があり、サービス残業などがないことがメリットとして挙げられます。

パート

パートは、特に子育てや介護などがあり、フルタイムで勤務することが難しい人に人気の雇用形態です。

パートのメリット

• 働く時間や日数をコントロールできる
• 勤務地を固定することで、自宅から近所で働くことができる。
• 正社員に比べると責任ある職務を避けることができ、残業が少ない。
• 扶養内で働くことができる。

パートの雇用形態は、子育て中のママの働き方として人気があります。

特に薬剤師のパートは、他の業種に比べると時給がかなり高く設定されています。（これはデメリットにもなります。）

また、パートでは、扶養内勤務という考え方があります。

これは、収入を一定以下に抑えることで所得税や社会保険税の負担をかからないようにすることです。年間収入が103万円以内なら所得税・社会保険料がかからず、130万円以内なら社会保険料がかかりません。

パートのデメリット

しかし、薬剤師の求人は、時給が2,500円から3,000円で募集されているものが目立ちます。

そのため、103万円までは、412時間で到達してしまいます。これは、週換算すると8.6時間の勤務で到達してしまい、まず扶養内での勤務は考えられません。（時給2,500円で計算）

また、短時間での求人はほとんどありません。